〈座談会 創価の凱歌を轟かせ〉36
2023年5月25日
〈出席者〉原田会長、永石女性部長、西方青年部長、田島学生部長、先崎女子学生部長
学生部の新入生歓迎の集い――
各人の誓願の地で、偉人になりゆけ
原田 このほど、池田先生の韓国SGI本部訪問25周年を祝賀
する本部幹部会や記念碑除幕式などに参加するため、同国を訪
問しました。おかげさまで全ての行事を大成功で終えることが
できました。
田島 大躍進を続ける韓国の同志の姿が連日、聖教新聞や電子版の動画で紹介されていました。世界宗教へ飛翔する学会と共に
前進する誇りと喜びを改めて深くかみ締め、決意を新たにする日々でした。
原田 現地では、世界市民を育成し、日韓友好に貢献されてきた先生に対し、韓国外国語大学から名誉哲学博士号が授与されま
した。さらに、先生の「思想と精神を世界が模範とすべき」とたたえ、京畿道城南市から先生ご夫妻へ名誉市民称号が贈られまし
た。
永石 これほどうれしいことはありません。私たちは、誇りと希望を胸に、さらに広布の道を走っていきたいと思います。
原田 韓国の同志は本年、師弟凱歌の新たな歴史を築こうと、弘教拡大に挑み、1万5000人の新入会者が誕生。全国1万9000会
場で、師弟共戦の誓いみなぎる座談会を開催してきました。私たちも「11・18」へ向け、勇躍の前進をしていきましょう。
庶民を守る使命が
西方 1978年(昭和53年)6月30日に学生部歌「広布に走れ」が発表されて、本年で45周年となります。「私は、諸君のため
に一切をなげうつ覚悟です。未来は君たちに託すしかない」と語られ、“学生部は大事だから、私が歌を作って、諸君に贈りま
す。みんなのために、後世に残る学生部歌を作ってあげたい”と、先生が作詞・作曲してくださった歌です。
先崎 この節目を迎えるに当たり、学生部は6月30日の結成記念日を目指して、「平和の世紀を開こう! 対話拡大期間」を勢
いよく勇進しています。
田島 さらに7月の本部幹部会が「学生部・未来部大会」の意義を込めて開催されることが決まり、新しい力を先頭に、勇気の
対話に先駆することを深く決意しています。
先崎 オーストラリアに短期留学中の第2総東京のメンバーは、現地で知り合った友人に仏法対話。入会を決意した友人は、
11・18を目指し、さらなる仏法の研さんに励んでいます。
田島 神奈川・相模原総県の1年生は、仏法の人間主義の哲学を広げようと、高校の友人たちに対話を展開。果敢に折伏にも取
り組んでいます。また名古屋牧口総県の1年生は、学生部になって初めて参加した会合で、夢に向かい、前向きに努力を続ける先
輩たちの姿に深く感銘を受け、学会活動を始めました。
先崎 私たちは、先生の「G7広島サミットへの提言」などの研さんにも取り組んでいます。埼玉のメンバーは、池田先生の提
言を友人と一緒に学び深め、平和・文化・教育運動を展開する学会の姿を、多くの友人に語っています。
田島 先日、行われた広島G7ユースサミットには、学生部の代表も参加し、核兵器廃絶への不屈の決意を固めています。師の
構想を実現する弟子へ成長するため、まずは足元から平和のうねりを起こしていきます。
原田 学生部は、新たな民衆運動の台頭を恐れる既成勢力により、学会に不当な弾圧が加えられた、夕張炭労事件と大阪事件の
渦中の57年6月30日に誕生しました。
権力の魔性との壮絶な闘争の中で産声を上げた学生部には、無名の庶民を守り抜き、真の平和社会の建設へ先駆する使命があるこ
とを示しています。
西方 先日も先生は、「社会も、世界も、新たなステージへ進みゆかんとする今、妙法の学徒たる君たちこそ、『妙とは蘇生の
義なり』(新541・全947)との力を、生き生きと、また?剌と発揮しゆく希望の旗手なのです」と呼びかけられました。
原田 日蓮大聖人は「本より学文し候いしことは、仏教をきわめて仏になり、恩ある人をもたすけんと思う」(新1195・全
891)と仰せです。最極無上の生命尊厳の大哲理を持った学生部の皆さんが、学び鍛え、両親をはじめとした恩ある人々、縁する
人々を幸福へ導く、人間指導者へと育ちゆかれんことを深く祈念しています。
世界の知性が刮目
永石 現在、全国各地で座談会が開催されています。信心の功徳の体験や、仏法の平和と人道の哲理を語り合う座談会は、牧口
先生以来の学会の伝統です。
原田 それは、「地域友好の広場」「言論の自由の会座」「民主主義の対話のモデル」であり、人間と人間が触れ合い、支え合
う「理想の共和」の姿でもあります。世界の知性も、私たちの座談会に刮目しています。
永石 アメリカの「平和研究の母」エリース・ボールディング博士はかつて、日本で座談会に出席した経験を通し、「互いの顔
が平等に見える」「互いの話をよく聞き、互いに知り合うことができる」「心を一つにして目的へと進むことができる」座談会
は、「平和の文化」の先端の在り方であると語っていました。
西方 オックスフォード大学名誉教授のブライアン・ウィルソン博士も、座談会運動に注目され、「(創価学会こそ)非人間的
な傾向が強まる現代社会において、新たな人間共同体を生み出している」と述べています。
原田 多忙な中、さまざまな困難を乗り越えて座談会に参加する方もいます。だからこそ私たちは、信心の「歓喜と希望と確
信」、そして「真心の励まし」や「ねぎらい」があふれる座談会を目指していきたい。誰もが「参加して良かった」と納得し、満
足できる“心のオアシス”となる座談会を開催していきましょう。