2023年4月11日
ブラジルイケダヒューマニズム交響楽団の
結成30周年記念大会に集った友が笑顔にあふれて
(3月12日、ブラジル池田文化会館の平和講堂で)
“世界一”の音色を響かせようと、信心根本に技術を磨く「ブ
ラジルイケダヒューマニズム交響楽団」が結成30周年を迎え
た。ここでは、同楽団の歴史とともに、3月に行われた記念会合の模様を紹介する。
ブラジルイケダヒューマニズム交響楽団の前身は、1980年代にブラジル音楽隊の中に発足した弦楽器グループである。当初は
わずか7人の小・中学生、高校生のグループだったが、地道に練習を重ね、92年には「ブラジルSGI青年オーケストラ」として
45人の陣容で新出発した。
翌93年2月、池田先生の4度目のブラジル訪問が実現。ブラジルSGI自然文化センターで開かれた総会で、同オーケストラは広布
前進の誓いを込めて演奏した。
大拍手で応えた先生は同オーケストラに正式名称がないことを知ると、来賓として総会に参加していた世界的音楽家のアマラ
ウ・ビエイラ氏に命名を依頼。後日、氏によって「ブラジルイケダヒューマニズム交響楽団」と名付けられた。
また先生は、この訪問の折、「世界第一を目指そう!」「いつの日か、日本へ凱旋の公演を!」との励ましを送った。
以来、同楽団の友は、この指針を胸に錬磨を続け、希望の妙音を奏でてきた。
2008年1月、八王子市の東京牧口記念会館で開かれた本部幹部会で、同楽団が演奏。“いつか日本で凱旋公演を”との誓いを果た
した。さらに18年1月にも再来日し、同会館で行われた本部幹部会で渾身の演奏を同志に届けた――。
幾重にも刻んだ師との原点を確認し合う結成30周年記念の集いは先月11、12日に盛大に開かれた。
11日の集いは、先生との出会いを刻んだブラジル自然文化センターで開催され、有意義な研修を行った。
12日は、ブラジル池田文化会館の平和講堂と各地をオンラインで結んで開催。代表による活動報告や記念映像の上映が行われ
た。
ファビオ・イケダ楽団長は、世界一の楽団を目指し、人々に“凱歌の妙音”を響かせようと強調。シラトリ理事長があいさつし
た。
同楽団の特別顧問を務めるビエイラ氏も激励に駆け付けた。