〈永遠なれ「3・16」〉
2023年3月18日
3・16「広宣流布記念の日」65周年を迎え、全国各地の青年世代の友が、広布後継の誓いを胸に活躍している。ここでは、そ
の模様を紹介していく。
逆境の時こそ光る存在に
兵庫・須磨総区の青年部長として広布に駆ける宮口快人
さん。高校卒業後、相撲部屋に入門した。この世界で生き
ようと思いつつも、どこか中途半端な気持ちがあった。
そんな中、稽古中に腕を骨折し、相撲の道を断念。これか
ら、どう生きるか……。悩みに沈んでいた時、励ましてく
れたのが男子部の先輩だった。「信心で、思い通りの人生
を開こうと決意しました」
幼い頃は座談会によく参加していたが、次第に活動から離れ、”信仰で人生が変わるわけない”と思っていた。しかし、熱心に語る
先輩の姿に心を動かされ、信心に励んでみることに。弘教にも挑んだ。
何事も中途半端で、長続きしない自分を変えたかった。時折、弱い心に負けそうになると、先輩がいつも「何のために信心をして
いるのか」と、厳しくも温かく激励してくれた。地道に活動に打ち込むうち、目標に向けて粘り強く進めるようになった。
かなえたい夢も見つかった。教育に関わり、料理が好きなことを生かせる職場をと考え、学校給食の調理師をしたいと思うよう
に。神戸市の職員として小学校に勤務し、率先の姿勢で仕事に励んだ。
2018年に学校などへ食品提供する会社に転職。これまでの経験が買われ、2年目で一つの事業所の責任者に。その後、「任せら
れるのは君だ」と信頼され、現在、社内で最大食数の学校事業所で責任者を務めている。
かつて池田先生は、兵庫の友に「源氏物語」の話を通して”逆境の時にも、常に「光る」存在であるところに信心の証しがある”と
励ましを送った。この指針を胸に、大変な時こそ、いや増して広布に走ってきた。
宮口さんは誓う。「師匠を求め抜き、須磨の全同志が”勝利の人生”を歩んでいけるよう、広布誓願の陣列を構築します!」
声を通して希望を届ける
ラジオパーソナリティーやCMナレーションなど、タレントとしてマルチに活躍する佐藤美紀さん(緑希望区、副白ゆり長)。
未来部時代は中部鼓笛隊で鍛えの汗を流した。1998年11月、ナゴヤドーム(当時)で開催された世界青年平和文化祭に出演し、
池田先生の慈愛にあふれた姿を胸に刻んだ。
その後、創価女子短期大学に入学し、ダンスクラブ「AXiS」に入部。後に部長を務めた。ある日、練習していると、車で通り
かかった創立者・池田先生から激励が。すぐに全員で決意と御礼の手紙をつづった。2日後、創立者から、さらなる励ましが届い
た。”限りない期待を寄せる創立者に応えたい!”。生涯の原点となった。
卒業後は、夢であったラジオパーソナリティーになるため、芸能事務所に入所。アルバイトをしながらレッスンに励み、2年後、
初めて仕事をつかんだ。
心に深く刻むのは「声、仏事をなす」(新985・全708等)との御聖訓である。”聴く人を元気に”と一つ一つの仕事を丁寧に、報
恩の心で挑む。これまで、大手メーカーの研修会で進行役を務めたり、講演会の講師を担ったりしてきた。現在はラジオ番組のレ
ギュラー枠のほか、企業の映像に合わせてナレーションを担当するなど、多岐にわたって活躍する。まな娘の育児にも奮闘中の佐
藤さん。温かな同志や夫の支えに日々、感謝は尽きない。家事、育児、仕事に奔走しながらも、一歩も退かず学会活動に挑戦して
きた。協議会には、仕事の合間を縫ってオンラインを活用して参加。グループ長として同志の激励に走る。さらに、電話やSNS
を活用し、多くの友人に語らいを広げる。
どんな時も周囲を明るく照らす佐藤さん。「声を通して勇気と希望を届けたい」と瞳を輝かせる。