〈座談会〉
2023年3月9日
〈出席者〉原田会長、河合副女性部長、平井九州長、川上九州女性部長、岩田九州青年部長
原田 3月は、九州にとって幾重にも意義深い月です。70年前
の3月31日には、九州初の支部旗が福岡・八女で、戸田先生から
授与されました。「九州広布」の原点の日です。
河合 以来、「令法久住」を誓う“戦い人”の旗が翻る九州は大
きく発展を遂げました。池田先生は「情熱の故郷・九州は学会魂
の電源地になろうとしています」と語られています。
川上 「学会魂の電源地」──この気概に燃え、私たちは今、
記念の月間を駆けています。
平井 その先頭を走るのは、北九州の「門司共戦区」「門司希望区」の友です。本年は、3・21「九州の日」の淵源である、北
九州での第1回九州青年部総会から50周年です。
岩田 男子部は先輩と後輩が共に動き、多くの活動者が誕生。“青年の力で新しい歴史を”と誓っています。
原田 先生の初訪問65周年の福岡市南区。「先駆南区」「常勝南区」は、「壮年部が突破口を開く」と意気軒高ですね。「The
男会」と銘打った支部の集いもあるそうで(笑)、両区とも壮年の活動者が増え、女性部が喝采を送っています。
川上 3・29「早良区の日」へ、「早良区」「防塁区」も躍動しています。多忙な中も工夫して地域活動を続ける方が多く、信
頼の輪が広がっています。早良区にある現在の福岡平和会館に、先生が月桂樹を植樹されて40周年。皆が闘志を燃やしています。
河合 「博多区」「博多常勝区」も、現・博多平和会館で先生が示された「広宣流布の胸中の旗を断じて降ろしてはならな
い!」との指針を胸に前進しています。ヤング白ゆり世代と池田華陽会のための「希望学習会」を継続している地域もあり、先輩
と後輩が一緒に動いて体験をつかみ、ヤング白ゆり世代の20人の白ゆり長が誕生しています。
平井 九州池田講堂が立つ東区が舞台の「本陣常楽区」「本陣大城区」「本陣東区」。一昨年に東京から転勤してきた地区部長
は、励ましてきた一人一人と一緒に動き、拡大をけん引。職場でも昇進を果たすなど、実証が光っています。
智慧と工夫の激励
原田 3月は、先生が初めて九州指導にこられた月でもあります。1956年3月5日、「大阪の戦い」の渦中に福岡を訪れた先生
は、「団結がすべての要です。団結がなくては勝利はありません。“法華経に勝る兵法なし”といって、私たちは必ず勝てる兵法を
もっています。あとは、どこまで心を合わせるかです」と指導されました。
川上 はい。佐賀、熊本、大分、長崎をはじめ、“九州の鉄壁な団結があれば、いかなる困難も突破できる”との確信で、対話の
花を満開に咲かせていきます。
平井 先生の初訪問65周年の鹿児島の先陣を切るのは、鹿児島市・鹿児島郡を舞台にする、「城山圏」「鹿児島喜多圏」「鹿児
島中央圏」「武岡圏」「鹿児島南圏」「鹿児島本陣圏」の友です。「炎とぶ/怒りの声か/桜島/日本を救えや/鹿児島健児と」との
歌を頂いた誇りを胸に、怒濤の前進を続けています。
川上 夫と長男を亡くした地区副女性部長は創価家族の温かな励ましに発心。公民館の講座やボランティア活動、趣味のフラダ
ンスなどで友情を広げ、“2人の分まで”と使命に生きる姿は感動を呼んでいます。
平井 宮崎も、先生の初訪問65周年です。新たな歴史を開く、「都城圏」「都城栄光圏」のある地区部長は、持病と闘いながら
も、今こそ「今生人界の思い出」(新519・全467)と輝く戦いをと誓い、励ましの対話に率先。40年ぶりに会合に参加する壮年
が誕生するなど、歓喜の連鎖が広がっています。
岩田 「延岡圏」「延岡先駆圏」がある宮崎牧口県の男子部は、昨年から約3倍のメンバーが会合に参加。自身の宿命転換と地域
の発展を祈る、毎晩の“同盟唱題会”が原動力です。
原田 先生は先日の随筆で全リーダーに向け、「(コロナ禍で)思いも寄らぬ変化と制約の中、深き祈りから発する智慧と工夫
で宝友を激励し続けてくれた。どんなに感謝しても足りない」とつづられました。私たちは正副の連携を密に、さらなる励ましに
動いていきたい。“地区家族”が団結し、「先駆・九州」の真価を発揮していきましょう。
他党にはない強み
河合 公明党の最大の特長は、生活現場に寄り添い、小さな声に真摯に耳を傾け、地方と国会の議員のネットワークで、具体的
に政策を「実現」する力です。
原田 早稲田大学の北川正恭名誉教授が「地方の声が国政や党本部に届く体制が確立されている。この強みを生かし、各地の公
明党議員・会派が行っている善政を全国に広げてもらいたい」と語る通り、「ネットワーク力」「政策実現力」は他党にない公明
の強みです。
岩田 福岡市では、公明の尽力で新年度中に、18歳までの通院費が1医療機関当たり月最大500円、入院費が無償になる見込み
です。政令市で初めて、第2子以降の保育料が無償になるとも報道されています。
平井 先日は、北九州空港の滑走路の延伸事業の手続きを始めたと国交省が発表しました。実現すれば、欧米などからの大型貨
物機の長距離運航が可能となり、日本有数の物流拠点となることが期待されます。
岩田 宮崎では、九州横断道の延岡線の未整備区間の早期事業化、都城と志布志(鹿児島)を結ぶ道路の早期整備も前進してい
ます。
川上 これらは全て、住民の切実な声を聞いた地方議員が国会議員に伝え、現実化している政策です。公明党が与党にいるから
こそ進んでいるものです。
河合 今、「物価高対策」などのため自治体で活用されている地方創生臨時交付金も、地方の声を聞いた公明党の国会議員が動
き、2020年に創設されたものです。「非常に助かる」との声を各地で聞きます。
原田 公明党は実績を大いに語り、国民のため、さらに力を尽くしてほしい。