〈座談会 創価の凱歌を轟かせ〉16
2023年3月2日
〈出席者〉原田会長、沼倉女性部書記長、羽磨北海道長、小松北海道女性部長、渡辺北海道青年部長
道を開き、希望を創り、
範を示すのが北海道の使命
(釧路の友)
渡辺 本年は、戸田先生が会長就任後、初めて北海道を訪れた
「北海道広布開拓」から70周年。池田先生が「広宣流布は北海道
から」との永遠の指針を発表されて50周年です。
羽磨 この意義深き年を勝利の歴史で飾ろうと、北海道の同志は厳しい寒さと吹雪の中も、「三代城ここにあり!」との決意
で、「正義の対話」拡大に全力を挙げています。
小松 なぜ、現実社会の真っただ中で、労を惜しまず「広宣流布」「立正安国」の挑戦を続けるのか──池田先生はかつて、戸
田先生が北海道で指導された3点を教えてくださったことがあります。
羽磨 まず第一に、「地域と社会への貢献を果たしながら、多くの人びとと仏縁を結んで、自他共に功徳を広げていくことがで
きる」からである。
渡辺 第二に、「戦いを通して組織の隅々まで力を漲らせ、異体同心のスクラムを強くすることができる」。
小松 そして第三に、「目標に向かい、一人ひとりが『自分らしく悔いなく戦い切った』と御本尊に報告できる清々しい歴史を
残し、勝利の喜びをつかめる」からである、と。
沼倉 北海道でも、無名の庶民が強く賢くなり、立ち上がった広布の運動は、地域に大きく広がり、社会貢献を果たしてきまし
た。
原田 日蓮大聖人は「ただひとえに、国のため、法のため、人のため」(新49・全35)と仰せです。 この御一念で、国土の安
穏と民衆の幸福のため、立正安国の闘争を貫かれました。 「創価の師弟」は、御本仏に直結した行動で、平和と希望の大連帯を築
いてきたのです。
世界一の理想郷に
沼倉 2月23日付の聖教新聞1・2面を飾った釧路総県男子部の戦いに、全国から感動の声が寄せられています。
渡辺 本年は、池田先生の釧路初訪問60周年です。 男子部は、励まし運動と小単位の会合の充実に取り組み、部1の大学校生を
輩出し、昨年から2・6倍のメンバーが会合に集うようになりました。
羽磨 総県の拡大をけん引するのは、「釧路平和県」「釧路本陣県」の友です。 「広布のためなら、何でもします!」と地区部
長を兼務する総県総主事もいます。 一人一人の同志の激励に走り、座談会の参加者が増加するなど、前進勝利の要として輝いてい
ます。
沼倉 「札幌南総区」には、町内会の女性部長も務める地区女性部長がおられ、中心となって開催した地域の安全を呼びかける
運動が地元紙で紹介されるなど話題を広げていますね。
渡辺 南総区には、障がいに負けず、喜々として座談会の司会や牙城会の任務に挑戦する男子地区リーダーもいます。 昨年は、
初の弘教を実らせ、その前向きな姿が皆に感動を送っています。
原田 「札幌北総区」の壮年部は毎月、「総区黄金大会」を開催。 「大白蓮華」の先生の御書講義を学び、着実に活動者が増え
ていると聞きました。 「継続は力」がモットーで、本年1月で120回の節目を刻んだそうですね。
小松北総区には、自宅で子育てサロンを開き、地域の多くの方から頼りにされる支部女性部長もいます。 地区部長の夫はこれま
で町内会長を務めるなど、一家は“地域の要”の存在となっています。
渡辺 「やればできる」が合言葉の「札幌東総区」は、常に「全道一の拡大」が目標です。 各部の団結も光り、男子部は昨年か
ら活動者が倍増しています。
小松 女性部は、一人が10人と仏縁を結ぶ「花友10運動」に率先しています。 ある支部副女性部長は、難病と闘う地区副女性
部長の娘さんと共に、笑顔の対話を地域に広げています。
原田 北海道は、先生が「学会健児の手で、必ず世界一の理想郷に」と呼びかけられた天地です。 「願わくは、我が弟子等、大
願をおこせ」(新1895・全1561)との御金言を胸に、皆で打って出て、立正安国と自身の人生の凱歌を轟かせていきましょう。
実情に応じた支援
沼倉 公明党の主張で実現した「地方創生臨時交付金」が今、全国の自治体で「物価高対策」として活用され、注目されていま
す。
原田 この交付金は元々、各地の公明党の地方議員が“現場で聞いた声”を受け、「現地の実情に応じた支援を行うための交付金
を」と国会で訴え、2020年度に新型コロナ対策として創設されたものです。
沼倉 昨年からは公明党の主張で物価高対策にも使えるようになり、予算も上積みされました。 例えば現在は、水道などの公共
料金の補助、学校給食費の負担軽減、プレミアム付き商品券の発行、子育て世帯や生活困窮家庭向けの給付などに活用されていま
す。
羽磨 北海道では、18歳以下の子どもがいる世帯に、計8000円分のコメと牛乳の商品券を配布。 飼料価格の高騰で深刻な影響
を受ける酪農家に、国の支援策と合わせ、牛1頭当たり1万4000円を支給し、食料品価格の抑制に努めています。 「大変に助かり
ます」という声を各地で聞きます。
原田 東北大学大学院の河村和徳准教授は、「公明党の一番の強みは何よりも“声なき声”を聴こうとする姿勢」と語り、“国と地
方の議員のネットワークの力を駆使し、連携プレーによって知恵を出し合い、地域の課題の解決策を見いだしている点は注目に値
する”と述べています。
羽磨 北海道では今、こうしたネットワーク力を生かし、住民の悲願である、釧路地域での「道立広域公園」の建設が前に進ん
でいます。 実現すれば、新たな観光スポットとなり、災害時の避難施設にもなります。
原田 現場の声を聞き、国や地方の政治を動かしていけるのが公明党の特徴です。 公明党の議員は庶民の暮らしを守るため、さ
らに動き、働いてもらいたい。