〈池田先生と共に 新たな広布の勝利山へ〉
2023年3月2日
あすは「桃の節句」。
妻が「3月3日は『大阪女性部の日』『先駆九州女性部の日』、そして『華陽姉妹 誓春の日』ですね」と笑顔で話していた。
古来、桃は豊かな生命力の象徴であり、わが創価の女性たちと重なり合う。
草創の関西で女性リーダーたちと「一身一念法界に遍し」(新135・全247等)などの法理を学び、語り合ったことがある。
──わが生命には大宇宙をも包む広がりがある。 ゆえに、祈りから出発して、家庭も職場も地域も社会も、ひいては世界まで必ず
より良く変えていけるのだ、と。
そして皆が一身一念に満々たる力を漲らせ、民衆の大地へ飛び出していった。
“ひな祭り”は、宝の子どもたちの健やかな成長を見守る節目である。
未来部の「希望月間」も始まった。 進級・進学・就職など新たな門出に勇み立つ若人へ、多忙な中でも、「祈り」という全てを照
らし温める愛情の春光を注ぎ、励ましていきたい。
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世界は今、若き創造的生命の躍動を熱望している。
かつて、フランス学士院で私は講演を行った(1989年6月)。 試練と変動の時代にこそ、創造的生命を開花させ、共に「精神連
盟」「精神革命」の大いなる道をと、欧州の知性へ呼びかけたのである。
講演の中で「大悪大善御書」の一節を紹介した。
「迦葉尊者にあらずとも、まいをもまいぬべし。舎利弗にあらねども、立っておどりぬべし。 上行菩薩の大地よりいで給いしに
は、おどりてこそいで給いしか」(新2145・全1300)
学会の実践は、最も普遍的な道理に則り、しかも最も人間性あふれる行動である。 だから喜びが満ち、福徳が積まれ、共鳴が広が
る。
創立100周年へ「天の時」が到来した。 いずこでも、地涌の青年が誓願の天地に踊り出で、舞を舞うがごとく世界市民の連帯を結
び、国土の安穏と繁栄へ貢献してくれている。
従藍而青の男子部・学生部の勇舞は、何と凜々しく、何と頼もしいことか。
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我ら壮年部は5日に結成記念日を迎える。 1958年(昭和33年)の3月、広宣流布の記念式典で戸田先生が師子吼された「宗教界
の王者」の誇りを受け継ぎ、わが共戦の丈夫は、列島の津々浦々で雄々しく勇気の対話に挑んでくれている。 どんな烈風にも黄金
柱が林立するゆえに、学会は揺るがない。 断じて負けない。
恩師は悠然と叫ばれた。
「広布のいかなる闘争も、一人一人の宿命転換と人間革命の劇である。全同志がそれぞれ持てる力を出し切り、皆で悔いなく戦い
抜けば、絶対に大勝利なのだ」
さあ、「3・16」から「5・3」へ、 威風堂々の行進だ。 歓喜踊躍の青年を先頭に、全宝友が勇敢に、また朗らかに栄光の凱旋門
へ進みゆこうではないか!