2023年2月25日
創価鹿児島サザンブレイズの友が朗らかに。
炎のような闘魂をたぎらせて
信心根本に仕事や学業に挑みながら、希望の勇舞で友を鼓舞す
る広布の楽雄・音楽隊。ここでは、この1、2月にマーチングの全
国大会に出場した創価鹿児島サザンブレイズと、創価中部ファー
ストスターズの友の挑戦の軌跡を紹介する。
創価鹿児島サザンブレイズ
御書根本に報恩の道を
2004年1月、池田先生に命名された「創価鹿児島サザンブレイズ(南の炎の意)」。過去3度、全国大会で第1位に輝いた実績を
誇る。
古岡史理楽団長は「私たちには、先輩方から受け継いだ伝統があります」と。その一つは、練習前に「音楽隊訓」とともに、御書
を心に刻むことだ。
今年度は全国大会に向け、異体同心の重要性が認められた「生死一大事血脈抄」と、妙法を信受し続ける中に成仏があることを説
いた「四条金吾殿御返事(此経難持の事)」の一節を拝読してきた。
この団結と持続を胸に、楽団では4年前から少人数のステージショーに挑戦。出演者が少ない分、一人の音や所作の出来が全体を大
きく左右する。
その練習を率いる一人が鹿島大地朗さん。中学で不登校になった時、学会の先輩に誘われ、入隊した。唱題を重ね、学会活動に励
む中で勇気が湧いた。その後、高校、専門学校へ進学。現在は作業療法士として活躍する。「かつての先輩のように後輩を大事に
したい」と、未来部の友にも優しく寄り添い、技術指導に当たる。
こうした陰の力と一人一人の努力が合わさり、ショーの質は向上していった。
また、技術だけでなく心も磨こうと、皆で聖教新聞の購読推進に挑戦。営業成績で日本一に輝いた友など、社会での実証も光る。
信心根本の挑戦を続ける中、先月、「マーチングステージ全国大会」九州予選に出場。金賞を受賞し、全国への切符を手にした。
迎えた全国大会(今月19日、神奈川・横浜市内)では、「フロンティア」をテーマに6分のショーを堂々と披露。優秀賞となっ
た。目標の特別賞には及ばなかったが、次の大会へ前を向く。
古岡楽団長は力を込める。「もっと上手になりたいと決意できたことが一番の財産です。報恩感謝を忘れず、先輩や同志、そして
池田先生に勝利でお応えします」
創価中部ファーストスターズ
使命の舞台で一番星に
本年で命名20年目の「創価中部ファーストスターズ(一番星の意)」は、「カラーガード・マーチングパーカッション全国大
会」(先月29日、東京・世田谷区内)に初出場。「銀賞」を受賞した。
昨年、フラッグなどの手具による演技を競う「カラーガード部門」に初めて挑むことを決めた。「自らの舞台で『勝利の一番星』
と輝くのが私たちの使命。だからこそ、初挑戦の部門で全国大会出場を目標にしました」(織田淳楽団長)
楽団は、会合やコンテストに積極的に出動し、経験を積んできた。また、練習前に音楽隊指導集『創価の楽雄』を入念に研さん
し、自らの姿で友を鼓舞する使命を確認し合った。
唱題にかつてないほど励み、団結を強めてきた楽団は、方面大会を突破。全国大会で躍動感あふれる演技を披露し、大きな拍手が
送られた。
ひときわ顔を輝かせたのは、通信制高校に通う酒井裕太郎さん。中学卒業後、音楽隊の活動から遠ざかっていたが、ある時、音楽
隊のマーチングの動画が目にとまった。はつらつとした姿に見入り、“自身も同じように輝きたい”と昨夏、楽団に復帰した。
練習に真剣に取り組む中、全国大会の直前に右足のけがに見舞われる。出場が危ぶまれ、落ち込む酒井さんに団員は「諦めずに頑
張ろう」「一緒に祈ろう」と温かく声をかけた。酒井さんは奮起し、題目に挑戦。演技構成を微調整することで、終盤の約20秒
間、皆と同じ舞台に立つことができた。
酒井さんは「メンバーの支えがあったからこそ、自分に負けずに挑戦できました。勉学も頑張ります」と意気込む。
新たな歴史を刻んだ「創価中部ファーストスターズ」。織田楽団長は決意する。「来年は、全国大会で金賞を狙える力をつけてい
きたい。創価の全権大使との覚悟で、技術を磨いていきます」