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地域社会を照らす灯台 各地で活躍する農漁光部の友

2023年2月17日

 

       「馬が大好きなんです」と語る久井直彦さん。

       妻・栄子さんの支えに感謝し、

       馬の世話に奔走する

 

 きょうは「農漁光部の日」。“地域社会を照らす灯台に”との

池田先生の期待を胸に、愛する郷土の繁栄に尽くす同部の友の

代表を紹介する。

 

北海道・新ひだか町 久井直彦さん

自家製もち米で菓子を製造

 全国の競走馬の約8割を生産し、“サラブレッドのふるさと”として知られる北海道・日高地方。この地域で久井直彦さん(地区部

長)は、妻・栄子さん(女性部副本部長)と共に、生産牧場「ヒサイファーム」を営む。

サラブレッドの血統の根幹となる「繁殖」とともに、生まれた子馬を馬主に引き渡すまで育て上げるのが、主な役割だ。

常に結果が求められる厳しい業界の中、久井さんは20年ほど前から昼夜放牧に切り替え、近年では寒さ対策のためにシェルターを

増設。生育環境の向上に余念がない。

就農した1977年当時、実家は酪農経営が中心だった。競馬ブームをきっかけに、一念発起し、生産牧場の道へ。その際、知人の紹

介で入会した。

信心根本の挑戦を重ねる中、一昨年まで地元の飼料販売会社にも勤務。飼料の研究データに基づいた栄養管理を、自身の牧場経営

にも生かしてきた。「生活苦で大変な時もありましたが、不思議と守られてきました」と。

また、“なくてはならない人に”との学会精神を胸に、地元の自治会長として活躍。昨年、地区部長を務める三石地区が「世界広布

拡大賞」を受賞した。

一方、仕事では昨年1月、地方競馬全国協会のグランプリで、久井さんの牧場で生まれた馬(ケラススヴィア)が「3歳最優秀牝

馬」に輝いた。

「高い目標と努力があってこそ、良い仕事ができます。唱題根本に努力を重ね、勝てる馬を育てたい」と決意を燃やす。

 

岡山県新見市 沖津美智子さん

生産馬が最優秀牝馬に輝く

 岡山県新見市に住む沖津美智子さん(地区副女性部長、白ゆり長兼任)。夫・英範さん(地区部長)、義母・正美さん(支部副

女性部長)と力を合わせ、約8000平方メートルの田んぼで、もち米「ヒメノモチ」を栽培する。

さらに、この自家製のもち米を使った餅菓子を製造・販売。人気を博している。

ヒメノモチは、こしが強く、加工に優れた品種である半面、適切な水管理や鳥獣対策など苦労も多いという。「でも、この味を楽

しみにしてくれる方がいるので」とほほ笑む。

沖津さんが、試練に襲われたのは7年前。悪性リンパ腫の一種「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」のステージ4と診断された。

その時、池田先生の「宿業とは、使命の異名」との言葉に出あった。“病を乗り越えることが、私の使命なんだ”と心が定まった。

点滴による抗がん剤治療を開始。一滴一滴に最高の効果が出るようにと唱題を重ねる。家族や地域の同志が応援の題目を送った。

副作用に耐える日々が続いたが、治療が奏功し、8カ月で仕事に復帰。常連客に「沖津さんの赤飯を待っていたよ」と言われた時、

目頭が熱くなった。

一昨年から、沖津さんの餅菓子が市の「ふるさと納税」の返礼品に選ばれた。全国から数多くの注文があり、かねての“地域のため

に貢献したい”という願いもかなった。

「病になったことで、改めて多くの方に支えられていたことに気付きました。感謝を忘れず、使命の道を歩んでいきます」

 

熊本市西区 友枝幸太さん

ノリ養殖に情熱注ぐ3代目

 「皆さんに『おいしい』と言ってもらえると、うれしいですね」と声を弾ませる友枝幸太さん(男子部部長)。熊本市西区でノ

リ養殖に情熱を注ぐ3代目だ。

学生時代、祖父の病気がきっかけで家業のノリ養殖に携わるようになり、父・浩一さん(先駆長〈ブロック長〉)と一緒に奮闘す

る。

地球温暖化の影響で海水温が上昇し、養殖可能期間が短縮されたことで、ノリの生産量が落ち込んでいるという。担い手不足とと

もに、この問題の影響で養殖業を営む人は年々減少傾向に。自然を相手にする仕事ゆえに、収入も安定しているとはいえない。

こうした厳しい状況下でも、友枝さんは地元・熊本県産のノリをつくることに大きな魅力を感じている。

ノリ養殖は、今がまさに収穫期。この間、その日の潮の状態を観察し、収穫に最も適した時間を見極める。日によっては、午後10

時に出発し、明け方に帰ってくることも。

どんな試練にも前を向く友枝さん。その原動力は、日々の学会活動にある。

男子部の先輩から温かい激励を受け、座談会に参加するように。体験談を語るメンバーの姿に胸を打たれ、奮起。仕事と学会活動

の両立に挑んできた。

対話拡大に奔走する中、3年前にオンラインで結んで開催された「世界青年部総会」は、55人の友人が視聴。世界で躍動する創価

の青年の姿に、共感の輪が大きく広がった。

「一人を大切に、使命の地で友情の連帯を築いていきます」。友枝さんの挑戦は続く。

 

 

 

 

 

 

 


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