〈池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅〉
2021年11月8日
栄光の学会創立の11月、あらゆる試練の嵐を突き抜けて、晴れやかに凱歌
の秋を飾ることができた。
御本仏・日蓮大聖人の御賞讃はいかばかりか。
牧口先生、戸田先生の会心の笑みが胸に迫る。
みんな、ありがとう! 本当にありがとう!
諸天も諸仏も最大に讃嘆し、皆が大福運に包まれゆくことは、御書に照らして
絶対に間違いない。
ある門下に送られた「異体同心事」の一節に、「あなたは、長年にわたって法華経への奉公を厚くされてきた上、この度は誠に勝れた御
志が見られると、人々も彼らも讃えています。一つ一つ、私(大聖人)が承って、日天にも天照太神にも申し上げています」(1463ペー
ジ、通解)と仰せである。
この御聖訓さながら、皆が互いに褒め讃える連帯こそ、創価の麗しき世界だ。
今月の座談会では、広宣流布と立正安国に生き抜いてこられた多宝の父母をはじめ気高き地涌の勇者を一人一人、サーチライトを当てる
ように、心から労い、宣揚していただきたい。
そこに、大歓喜が躍動し、福徳が倍増するからだ。
戸田先生が言われていた通り、「慈愛に満ちあふれた、この世で一番楽しい会合」としていこう!
◇ ◆ ◇
1957年(昭和32年)の11月8日、私は男女青年部のリーダーの会合に出席し、喜びを日記に留めた。
「皆の元気、天をつく。頼もし。色心共に、飛躍しゆく、この青年たちが、未来を創造するのは当然の理。刻々と見事な成長」とある。
今、その幾千万倍ものスケールで、日本全国、全世界の青年たちの成長と飛躍をつぶさに見守れることは、何よりの幸福である。
大聖人は、騒然たる世相の中、時間をやりくりして、懸命に戦う若き南条時光を「十方の衆生の眼を開く功徳にて候べし、尊しとも申す
計りなし」(御書1512ページ)と励ましておられる。
わが創価の若人が一人また一人と仏縁を結び、新たな友を大切に糾合しゆくことは、全人類の仏知見を開く聖業に通じているのだ。
◇ ◆ ◇
この57年の11月といえば、恩師が願業とされた75万世帯の大法弘通を成就する直前であった。
当時、私が仏法対話を重ねても、批判を繰り返していた友人・知人が、少しずつ理解を深め、好意を示すように変わってきた。
その感慨を、私は綴った。
「幾十万の人、過去、敵なれど、今、味方となる。未来も、また幾百万の批判の人、必ず、味方に変わり、広布の陣列に連なりゆくこと
よ。大宇宙の法則──」と。
時は巡り、日本のみならず世界中の各界の識者の方々も、「創立の日」を心から祝賀してくださる時代となった。感謝に堪えない。
その陰には、今月に記念日を飾る文化本部、社会本部、地域部、儀典部など、誠実に忍耐強く貢献を貫き通してくれた、模範の友の労苦
があることを、決して忘れまい。
◇ ◆ ◇
音楽隊の創価グロリア吹奏楽団と関西吹奏楽団が、全日本吹奏楽コンクールで共に金賞を勝ち取った。創価大学のパイオニア吹奏楽団
も銀賞を獲得している。コロナ禍の逆境を皆で突破し、つかんだ栄冠である。
艱難を越えて鍛え上げた創価の負けじ魂の本領を、それぞれの誓願の天地で、いよいよ発揮する時だ。
我らの平和・文化・教育の大行進で、地域にも地球にも、希望と勇気を送りゆこうではないか!