〈桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進〉
2021年9月22日
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。
連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を
紹介します。第7回は、四国の同志に詠んだ「不滅の大城 永遠勝
利の四国」(2001年)です。
おお四国!
おお志国!
我々にとって
誉れ高き
不可分の栄光は
永遠に
堅固な大城が
四国にあることだ。
いや
四国自体が
不滅の大城なのである。
厳然たる勝利の鐘が
あらゆる嘆きを
打ち破って響く。
その生命の胸中を
流れゆく血潮にまで
満々たる決意が躍動する。
我らの四国は
永遠に勝利の四国!
不敗不滅の四国!
私たちは嘆きの歌を
永遠に歌わない!
声高く歌うのは
馬上も豊かに
地獄を抑え
観念の天国の存在を抑える
真実の哲理の歌だ。
それは
永遠に大宇宙とともに
厳然として実在する
仏界という
宇宙究極の法則と
人間の真髄とが
合致した世界である。
その歌は
天国のように
遠くにあるものではない。
きらびやかな
王宮にあるものではない。
変哲もない
一日一日の我が身に
脈々として湧き上がる曲だ。
耐え難い苦難の山々があっても
風の前の塵などに
埋もれることなく
正々堂々と
新しき生命の因果の
壮大なる善意の累積を
無量無辺の遺産として
最後の落日を眺めるまで
輝き残すのだ。
君よ!
親しき友らに
そして
縁深き 我が一族に
勝ち誇った宝冠を
残し給え!
三世に光り輝く
ピラミッドのごとく
黄金の金字塔をば
幾千万年の後まで
君よ 残しゆけ!
偉大なる四国の君よ
残し給え!