〈座談会 創立100周年へ――希望の橋を架ける〉60
2021年9月16日
〈出席者〉 原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、志賀青年部長、大串女子部長
創価の青年が励ましの陣列を拡大!
(先月、大分平和会館で)
大串 VODの新番組「三代の師弟こそ永遠の礎」(2006年3月の
本部幹部会での池田先生のスピーチ)を視聴した多くのメンバーから、
感動と決意の声が届いています。…
志賀 私も、創価の師弟こそ、日蓮大聖人の正統であるとの誉れに
奮い立ちました。
原田 大聖人の御生涯は迫害の連続であられました。「猶多怨嫉」「悪口罵詈」等の経文の通り、大難は4度、その他の難は数を知ら
ず、卑劣な讒言などを受け続けられました。しかし、全民衆のため、「一度もしりぞく心なし」(御書1224ページ)と、正法を弘通して
くださいました。
長谷川 大聖人は御書の至る所で、釈尊滅後、法華経にある通りの大難を受けたのは、大聖人お一人であり、大聖人がおられなけれ
ば、仏説は大虚妄となると述べられています。
永石 池田先生は御書を通し語られます。「『正義の師』とは、だれか? それは三類の強敵と戦い、身命を惜しまず、妙法を唱え広
めている人である。つまり、法華経の通りに『難』を受けているかどうか。それを大聖人は、最大の眼目とされた」と。
長谷川 そして、現代において、この蓮祖の闘争を受け継ぎ、一身に難を受け、広布の道を切り開いてこられたのは、牧口先生、戸田
先生、池田先生の創価三代の会長です。
原田 創価学会はなぜここまで大発展したのか。それは、三代の会長の不惜身命の闘争があったからです。そして学会員が師弟の信心
と異体同心の団結で、幾多の苦難を勝ち越えてきたからです。先生は、「難を乗り越えて、仏になれる。『難こそ誉れ』。これが仏法者
である」「苦難に打ち勝った人が真の勝利者である。これが真実の学会の同志の姿である」と強調されています。
長谷川 私たちは、永遠に創価の三代の会長を「正義の師」と仰ぎ、「師弟の魂」を守り抜いてまいりたい。そこに、学会の限りない
発展の根幹があります。
原田 今、未曽有の困難の時代にあって、広宣流布のため、自他共の幸福のために、まい進されている同志の皆さまの奮闘を、御本仏
が照覧されていることは間違いありません。この試練を断固と勝ち越え、未来に燦然と輝き渡る、広布史の新たな一ページを刻んでいき
ましょう。
治療薬承認を推進
長谷川 新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にありますが、医療体制はいまだ厳しく、19の都道府県で緊急事態宣言の期間
が延長されました。引き続き、日常生活で、感染症対策を十分に行っていきたいと思います。
永石 この間も公明党は、8月20日、27日に政府に対し緊急要請を実施。臨時医療施設の増設や必要な人材の確保など、現場の意見を
聞きながら、国や自治体に相次いで具体的に提案し、奔走しています。
大串 医師や看護師が常駐し、酸素投与などを行うことができる、酸素ステーションの拡充も進められています。これは、東京都では
都議会公明党が昨年9月から、いち早く設置を要請してきたものです。
永石 このような臨時医療施設で抗ウイルス薬・レムデシビルの投与が可能と明確になったのも、公明党が、8月20日の緊急要請や25
日の国会質問で提言したためです。これにより、肺炎の症状がある中等症患者が迅速で的確な治療を受けられるようになりました。
志賀 そもそもレムデシビルが国内初の新型コロナ治療薬として承認されたのは、昨年3月に医師でもある公明党の参院議員が国会質
問で取り上げたことから始まります。東京都の新型コロナ対策のアドバイザーを務める国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は、
「同治療薬の承認を同党(公明党)が推進したことは、もっと広く知られて良い」(月刊誌「潮」2020年11月号)と述べています。
原田 公明は、20日の緊急要請で、軽症・中等症患者向けの新薬・ロナプリーブを用いた「抗体カクテル療法」を外来などでも行える
よう提案し、実現しました。この治療法は今、各地の医療現場で高い効果が確認されています。
志賀 例えば都内の医療機関で同療法を受けた患者のうち、95%の患者の症状が改善されました。専門家も「非常に高い有効性が期待
できる」としています。
3回目も無料化を
大串 ワクチンの接種も進んでいます。9月13日現在、1回以上接種者が63%、2回完了者が50%を超えました。累計接種回数は世界
第5位です。
永石 厚労省の試算によれば、ワクチン接種によって65歳以上の高齢者について、7〜8月の感染が10万人以上抑制され、死者も8000
人以上減少させた可能性があるとのことです。
原田 現在接種されている海外ワクチンの確保は、昨年7月、公明党参院議員の質問に対し、公明党の衆院議員である厚労副大臣が
「予備費の活用を含めて果断に進める」と答弁したことが契機となって一気に進みました。これについて、北海道医療大学の浅香正博学
長は、「二人の質疑応答が日本を救ったと言っても過言ではありません」(公明新聞8月1日付)と語っていました。
志賀 接種費用を無料化させたのも公明党です。現在検討されている「3回目」も、国の負担で無料接種とすることを求め、政府の前
向きな返答を得ています。
公明がコロナ対策をリード
長谷川 公明党は新型コロナの予防、検査、治療と、さまざまな側面で手を打ってきました。政府の分科会の前身である専門家会議の
設置(昨年2月)も、重症化の兆候が分かるパルスオキシメーターの宿泊・自宅療養での活用もそうです。
大串 唾液を検体とし、安全で簡便に行えるPCR検査も、集団感染の対応に当たっていた、長崎大学の河野茂学長から公明党の議員に
連絡があり、実現へと動きだしたものです。
原田 こうしたことも、公明党が与党の中でリーダーシップを執ったからできたことです。生命尊厳を掲げる公明党は、国民に安心・
安全を届ける政策を、さらにスピード感を持って実現していってほしい。