〈座談会〉
2021年8月23日
〈出席者〉 原田会長、谷川壮年部長、永石女性部長、西方男子部長、大串女子部長
西方 明24日は、池田先生の入信記念日です。1947年(昭和22年)の8月14日、先生は東京・大田区での座談会で、戸田先生と初め
て出会われました。この時、戸田先生は「立正安国論」を講義し、「この世から一切の不幸と悲惨をなくしたい」と語られます。
大串 戦後の混乱の中、正しい人生を求めていた池田先生は、その10日後に入信。広宣流布の道、師弟不二の道を歩み始められます。
原田 「8・24」は峻厳な広布史が刻まれた日です。当時、学会員は実質500人から600人でした。それが、戸田先生の不二の弟子で
ある池田先生の不屈の大闘争によって、192カ国・地域へと大発展した。
先生はかつて「御書に照らし、魔の勢力から嫉妬され、憎悪され、迫害されることは、日蓮仏法を真実に行じている何よりの証拠であ
る」「だからこそ、創価学会の三代の師弟は、本物なのである。ここに創価学会の永遠の根本軌道がある」と教えてくださいました。
私たちは師弟の誓いも新たに前進しましょう。
谷川 「8・24」は「壮年部の日」でもあります。小説『新・人間革命』第23巻「敢闘」の章には、「8・24」の師弟のドラマを通
し、壮年部への期待がつづられています。「彼(山本伸一)は、全壮年部員が、自分と同様に、師弟共戦の誓いを立て、生涯、広宣流布
の大目的に生き抜いてほしかった」と。
原田 同章には、29周年となる入信記念日を迎え、個人指導に全力を注いだ山本伸一が、「八月二十四日――この日に、会員のお宅を
回ることができた。一番大事なことができた」と語る場面が描かれています。「8・24」は、決意の日であり、実践の日なのです。
谷川 意義深き「部の日」を目指し、壮年部は励ましの連帯をさらに広げ、各地で記念の集いを開催するなど、意気盛んです。「凱歌
の秋」へ、拡大の大波を起こしてまいります。
人材の城を築こう!
――壮年部の友が力強く
(今月、上は長野、下は岡山で)
励ましの絆を強く
西方 コロナ禍で社会が激変する中、職場で、地域で奮闘を重ね、
実証を示している壮年部の皆さんの姿は、私たち男子部にとって模範
の存在です。
永石 聖教新聞の「壮年部のページ」の投稿コーナー、「直球勝負
@伝言板」でも、仕事や地域貢献、学会活動に、工夫を重ね、誠実に
真剣に取り組む様子が、躍動感をもって伝えられていますね。
大串 先日、東京・中野区の支部長の投稿に、毎日の聖教新聞の感
想を、SNSを活用して交換し合う「私のイチオシ」交流を支部でスタ
ートしたとありました。素晴らしいですね。
原田 地道な訪問・激励を行い、支部のオンラインの集いに40人近くの壮年が参加した、神奈川・海老名市の支部長の投稿もありまし
た。慣れないスマホに悪戦苦闘しながら、「こんな時代だからこそ、壮年同士でつながろう!」と絆を強め、前進している姿は、周囲に
勇気を送っています。
谷川 壮年部3モットーの一つに、「生涯求道の壮年部」とあります。世田谷区のある本部では、3年間にわたって、『新・人間革命』
の勉強会を、壮年部で毎月開催。今年、晴れて終了を迎えました。この間、目覚ましい人材拡大を遂げてきたそうです。
新たな友人づくり
永石 拡大に挑む壮年の勇姿は、いつも地域に大きな波動を起こしています。
大串 戦うお父さんの姿に感動し、“自身も挑戦しよう”と決意する女子部の声も聞きます。
谷川 大阪・摂津市の副県長は、地道に対話に励み、地元で200人に及ぶ学会理解者を育んでこられました。支部長や本部長を歴任
し、仕事が多忙な中でも、PTA会長などを務め抜き、誠実に近隣に貢献してきました。青少年指導員は20年続けています。
原田 こうした方こそ学会の宝です。ベテランの壮年が、新たな活動者育成に励むエピソードも届いています。埼玉・八潮市の副県長
はこの夏、熱中症、感染症の対策を十分に行い、地道に家庭訪問に歩かれました。特に、若い地区部長や創価長(ブロック長)と一緒に
回るそうです。「学会の温かさを届けに行くんです」と語る通り、同志の話に耳を傾けていく中で今、対話に挑戦する友が増えてきてい
ると聞きました。
永石 宮城の同志から伺いましたが、利府町の壮年の方は、ここ10年ほど、ご夫妻で全国を舞台に友好拡大に駆けています。今年もす
でに東京、秋田、青森、北海道へは実際に足を運び、電話交流も含め、千葉、福岡、大分とさらに親交を広げているんだそうです。“一人
一人の友人や親戚、そして新たな出会いを大切にしたい”と祈りを定め、新たな友人づくりにも積極的に励み、創価の友情の輪がダイナミ
ックに広がっています。
語った分だけ境涯は広がる
原田 対話の根本は、自他共の幸福を願う祈りです。池田先生の言葉にも、「『思いやり』とは『思いを遣る』、つまり思いを他の人
まで差し向けることである。慈愛を馳せることである。思いを遠く遣った分だけ、わが心は広がる」とあります。仏縁を拡大した分だ
け、私たちの境涯は無限に広がります。朗らかに対話に励んでいきましょう。
西方 壮年の皆さんの豊富な人脈こそ、広宣流布の推進力であることを、今まさに実感しています。
谷川 創立100周年へ、学会の勝利を決するのは壮年部です。その決意で勇んで進んでいきたい。
原田 池田先生は創立80周年の折に、壮年部に対し、「大事なのは『今』である。壮年が立ち上がるのだ。どこまでも自分らしく、変
わらぬ情熱で、若々しい心で、広布に進んでいけば、後輩も自然とついてくる」「広布のため、同志のために、たとえ自分はどうなって
も、『この私の姿を見てくれ!』という戦いを、青年の胸に残していくのである」と呼び掛けられました。広布の黄金柱として、栄光の
未来へ、堂々たる挑戦を共々に誓い合い、総立ちとなって戦いましょう。