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明るく大きく幸の人間外交を!

 

 忘れ得ぬ戸田大学の研鑽のなかで、恩師が「大作、仏法は

大きいな!」と微笑み、示された御聖訓がある。

 日蓮大聖人が「其の国の仏法」を任せると信頼された、

駿河国(静岡県)富士郡の高橋夫妻への一節である。

 「たすけんがためにこそ申せ、かれ等のあだをなすは・

いよいよ不便にこそ候へ、まして一日も我がかたとて心

よせなる人々はいかでかをろかなるべき」(1460ページ)

 ――迫害してくる権力者などさえ不憫であり、導こう

と仏法を語っているのだ。ましてや一日でも味方となり

心を寄せてくれた人々を、どうして疎かにしようか、と。

 どんな差異も超えて全人類を包み込む大きさと、縁を

結んだ民衆一人一人の幸福をどこまでも祈り抜く深さを、

御本仏から受け継いでいるのが、創価の世界である。

 大聖人は一切衆生の「異の苦」も「同一苦」も悉く

「日蓮一人の苦」と仰せになられた。

 このお心に連なって、我らはたゆまず「立正安国」の

対話に打って出る。信仰の有無や立場などを問わず、同

じ時代を生きる仲間として、現実の課題を共に見つめ、

よりよき社会の建設へ人間主義の連帯を築きゆくのだ。

 信念と大情熱の語らいのなかで、仏法という最極の善の

生命を互いに輝かせ合うことができる。反発さえも、

「立正安国論」に「咲き止めて」とあるように、笑顔で

受けとめながら、幸の仏種を心田に蒔いていくのである。

 ここから、「人間革命」のドラマが幾重にも生まれる。

 法華経の妙荘厳王品は、邪見に囚われていた父王が、

妻と二人の子によって正しき信仰に導かれる物語である。

 ひとたび目覚めた父王は大いに歓喜し、一挙に偉大な

力を発揮する。王宮の幾多の群臣眷属を、仏のもとへ引

き連れ、そして諸共に正義と功徳を拡大していくのだ。

 広布の最前線の地区やブロックでも、勇敢にして誠実

な宝友の挑戦が、新たな地涌の眷属を呼び出している。

 祈りと真心を尽くす人間外交で、「一人」への励まし

を広げ、幸福と平和の波動を起こしゆこうではないか!

 

 

 みな宝塔

  みなが仏子と

    誇らかに

   声を惜しまず

    励まし勝ちゆけ 

 

(大白蓮華 巻頭言 2019年3月号No.833)


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