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勝利の春へ『善根』のスクラム楽しく

 

爛漫の春、それは冬の奮闘によってもたらされる。

 雪深き北国で信頼を勝ち広げてきた農漁光部の友から、

「冬、剪定に手間暇かけた分、いいリンゴができます。

一番地味でも一番重要なのです」と伺ったことがある。

 広布も人生もまた、同じであるに違いない。

 わが誉れの同志は、試練の冬も、「吹雪に胸張り」と

の学会精神を燃え上がらせてくれている。だから、強い。

 御本仏・日蓮大聖人は、その労苦をすべて御照覧である。

「いづれも・いづれも功徳に・ならざるはなし」(1098ページ)

とは、厳冬に真心の志を現した門下への仰せであった。

 ともあれ、大宇宙には、冬を必ず春とする力がある。

妙法に生き抜く我らは、この本源の大生命力をわが身に

満々と宿して、勝ち戦の四季を織り成していけるのだ。

 そして、寒風すさぶ現実の社会に希望の陽光を注ぎ、

凍てついた眼前の友どちの心を春の温もりで満たしてい

くのが、広宣流布、立正安国の対話運動に他ならない。

 挑戦挑戦の若き日、戸田大学で学んだ御聖訓がある。

 「此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来ら

ざる事なく善根として動かざる事なし」(500ページ)と。

 その譬えとして、大聖人は「一つの大綱を引けば無量

の網の目も動き、一つの角を引けば衣の全ての糸筋も手

繰られるようなものである」と示しておられる。

 題目を唱え、現場に打って出て、地道に積み重ねゆく

一つ一つの行動、一回一回の語らいが、どれほど広大な

功徳を呼び集め、どれほど偉大な善根を揺り動かしてい

くか。この闘争の中でこそ、地涌の人材は躍り出るのだ。

 六十五年前、青年部の室長に任命された私は、拡大の

対話の先頭に立ち、入会まもない健気な同志を励ました。

 ――みんな、奥底では宇宙の大生命とつながっている。

ゆえに、真剣な祈りと一人一人との対話は、必ず家庭や

職場や地域、ひいては世界までも変えていけるんだ、と。

 「善根」のスクラムを楽しく広げ、世の衆望に応えゆ

く人材群を一段と輝き光らせよう!いざ、勝利の春へ!

 

   この道は

    善根つみゆく

      幸の道

     勇気の歩みで

       共に凱歌を

 

大百蓮華巻頭言2019.2 No.832


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