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アルゼンチン東部大学「名誉博士号」授与式から 池田先生の謝辞(代読)

2018114

   人間革命の大河を滔々と

   不撓不屈の人材の林立を

 

              全国各地から式典に集った友。

                池田先生の平和を築く行動に

                  続くことを強く誓い合った

                 (アルゼンチン平和講堂で)

 

一、麗しきラプラタの天地から人間教育の栄光の沃野を広げゆかれる

 貴・東部大学より、最高に意義深き名誉博士号を授与いただきまし

 た。

 この尊き英知の宝冠を、私が真っ先に捧げたいのは、模範の良き市民、良き国民、良き世界市民として、大誠実

 の社会貢献を果たしてこられた、アルゼンチンSGIの健気な父母たちであります。

 不二の同志たちと一緒に、こうして栄誉を拝受させていただけることこそ、私の何よりの喜びなどであります。

 先生方、誠にありがとうございます。

 本日は、貴国と世界の未来を担い立つ英明な青年たちが集い合ってくれております。

 この若人と共に、貴大学の高邁なる理念と、貴国の深遠なる精神性に学びつつ、世界市民の三つの指標を心に刻

 みたいと思うのであります。

 

民衆のための励ましの連帯を

一、第一に、「人間革命のたゆまぬ行動の大河を!」ということであります。

 混迷を深めゆく現代社会にあって、正しい価値観や見識を、一体、誰から学ぶべきか。

 ラプラタで学問を修め、「人権のチャンピオン」と謳われた作家のエルネスト・サパト先生の信条は明快であり

 ました。

 それは、虚栄の著名人などではない。耳を傾けるべきは、「行動の人たちです。自分がスポットライトを浴びる

 のではなく、闇の時代にあって真に人々を照らしている、啓発の人たちなのです」と。

 この誇り高き「行動の人たち」「啓発の人たち」によって築かれてきた人間教育の栄光の学府こそ、まさしく貴

 大学なのであります。

 気大学のビジョンには、「学生たちの人間としてのすべての特質を尊重し、知識、倫理、道徳、社会並びに文化

 の側面から、総合的な人間形成を推進する」と高らかに掲げられており、私は心からの共鳴を禁じ得ません。

 焦点は「人間」です。

 すぐれた知性と人格を併せ持ち、民衆のため、社会のため、世界のために行動し行く「全体人間」「創造的人間」

 を、現代世界はどれほど欲していることでしょうか。

 1993年、悲願であった帰国への訪問を果たした年、私はライフワークである小説『人間革命』を完結し、引

 き続き『新・人間革命』の執筆を開始いたしました。

 これは、わが師匠である牧口常三郎先生と、戸田城聖先生に捧げる言論闘争であると同時に、世界の後継の青年

 たちに送り、託しゆく「執筆」即「行動」の共戦譜でありました。

 なかんずく、わがアルゼンチンの宝友は、この25年間、地球の最も遠くにありながら、私と最も心を通い合わ

 せ、たゆまぬ人間革命の行動を貫き通してきてくれました。

 私は満腔の感謝を込め、一人一人と固い心の握手を交わしつつ、「人間革命」即「社会貢献」の大河を、ラプラ

 タ川の如くいよいよ滔々と! と申し上げたいのであります。

 

一、第二の指標は、「人材の大樹の揺るぎなき連帯を!」ということであります。

 貴大学のミッションは誠に素晴らしい。

 「人との交流の中で、尊重、連帯、感受性、社会に対する使命感を持ち、他人を理解し、啓発し合う関係を構築

 する」と宣言されているのであります。

 ダイヤはダイヤによって磨かれ、生命は生命によって輝きます。「人との交流」「民衆との交流」「世界との交

 流」の中でこそ、偉大な個性も才能も薫発され、開花していくものでありましょう。

 私には、ラプラタの美しい街路樹ティロの木の物語が思い起こされるのであります。

 もともと、この木は、20世紀の初め、街づくりのために、ドイツから運ばれてきました。ところが長い航海で

 傷んで、廃棄されることになってしまった。その時、一人の庭師が自分に任せてほしいと申し出て、労苦を惜し

 まぬ創意工夫の末に、蘇生に成功したというのです。

 庭師のひたぶるな情熱と慈愛によって、新たな命を芽吹かせたティロの木は、ラプラタの街に憩いを贈り続けて

 います。

 人間教育にも通ずる逸話であります。

 ラプラタの五賢人の一人と讃えられる、貴国の国民的詩人アルマフェルテ先生は洞察されておりました。「人間

 は、周りの人間のおかげで成り立っている。一人では生きていけない」と。

 だからこそ私たちは、手を差し伸べ、慈しみ、支え、守る励ましの連帯を、いやまして強め、広げてまいりたい。

 そして、アルマフェルテ先生が、「十回なぎ倒されても立ち上がれ。十回、百回、千回繰り返しても」と叫ばれ

 た如く、不撓不屈の人材群を激動の世界に林立させようではありませんか!

 

心を広々と太陽のように

一、第三に申し上げたいのは、「レジリエンス(困難を乗り越える力)と希望の旭日を赫々と!」ということであり

 ます。

 この6月、私は敬愛してやまないエスキベル博士と、世界の青年に向けて「レジリエンスと希望の存在たれ!」

 と共同声明を発表しました。

 ご存知の通り、博士はラプラタで向学の青春を過ごされた、偉大な平和と人権の闘士であられます。

 博士は、私との対談の中で語られました。「平和を達成するには、自身を照らす精神性――内面の光が必要です。

 その光がなければ、他者に光を与えることもできません」と。

 そして、博士と私がともに絶対の信頼を寄せているのが、愛するアルゼンチンの青年たちの生命に輝く「レジリ

 エンスと希望」の旭日なのであります。

 貴大学はその名に「東部」と冠されています。仏法では「太陽が東方に昇ったならば、世界の空は皆、明るく

 なる。太陽が大光を備えておられるからである」と説かれます。

 この一節を、私は25年前、アルゼンチンの友と拝して「心広々と太陽にように明るく、アルゼンチンの全国土、

 全民衆に希望の光彩を送ろう!」と約し合いました。

 今再び燃え上がる青年の熱と力で、この希望の光彩を、アルゼンチンから、全世界へ、全人類へ、赫々と送りゆ

 くことを決意し合いたいと思いますが、皆さん、どうでしょうか!(大拍手)

 

一、大いなる理想に基づき建設されたラプラタの街は、豊かな知性と文化を育む「アメリカ大陸のアテネ」とも呼

 ばれてきました。

 かのアテネには、ソクラテスの心を体してプラトンが創立した学園(アカデメイア)がありました。

 この天地にそびえたつ貴大学から、21世紀のアカデメイアの如く、新たな文明を創造しゆく人材群が澎湃と育

 ちゆかれることを、私は祈ってやみません。

 そして本日より、私たちも、尊敬するレイターノ総長をはじめ、諸先生方と共に、世界市民の平和と友情のネッ

 トワークを、さらに壮大に結びゆこうではありませんか!

 終わりに、すべての参加者の皆さま方のご健勝を心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。

 ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変にありがとうございました!」) (大拍手)

 

 

 

 

 

 

 

 


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