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〈世界広布の大道――小説「新・人間革命」に学ぶ〉 第1巻 基礎資料編

20181010

                     

新連載「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」では、『新・人間革命』研さんの参考資料や解説記事を

掲載する。今回は第1巻の「基礎資料編」。各章のあらすじ等を確認する。本連載は月4回、原則、水曜日に掲載。

1カ月で1巻分を紹介する。「名場面編」は17日付、「御書編」は24日付、「解説編」は31日付の予定。

 

物語の場面 1960年10月2日~25日

 

「旭日」の章

 第3代会長就任からわずか5カ月後の1960年10月2日、山本伸一は、「君の本当の舞台は世界だよ」との

恩師・戸田城聖の言葉を胸に、初の海外歴訪へ出発。その記念すべく第一歩を、ハワイにしるした。

しかし、連絡の手違いから、ホノルルの空港には、通訳と案内をするメンバーの姿はなく、一人の青年があいさつ

に来ていただけだった。

明くる日、一行は国立太平洋記念墓地とパール・ハーバー(真珠湾)を訪れる。伸一は、「太平洋戦争の開戦の島

であり、人種の坩堝ともいうべきハワイこそ、世界に先駆けて、人類の平和の縮図の地としなければならない」と

深く決意する。

出席した座談会では、言語や習慣の異なる異国での生活に苦悩する日系人メンバーを温かく励まし、勇気づけてい

く。また、海外初の「地区」を結成。座談会を終えた後も、宿泊しているホテルで、地区部長となった壮年に渾身

の励ましを送り、ハワイ広布への大きな布石を打つ。

ハワイの滞在は、わずか三十数時間であった。だが、メンバー人一人への激励を重ね、世界広布の第一ページを開

いた。

 

「新世界」の章

 平和旅の第2の訪問地サンフランシスコは、日本と連合国との講和条約と日米安全保障条約の調印の地である。

伸一は、対立する東西両陣営と新安保条約をめぐって紛糾した日本の状況に思いをはせる。

サンフランシスコでも地区を結成した伸一は、ネバダ州から来ていた夫妻と語り合い、ネバダにも地区を結成する

ことを発表。

アメリカ人の夫を地区部長に任命した。日系人以外の初の地区部長の誕生だった。

また、座談会で伸一は、アメリカ広布を担っていくために、「アメリカの市民権を取得し、良き市民に」「自動車

の運転免許を取ること」「英語のマスター」という三つの指針を提案。それは、アメリカの同志の誓いの3指針と

なっていく。

さらに彼は、ミューア・ウッズ国定公園に向かう道中、ゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)の構造を通して、

同行していた新任のリーダーに、異体同心の団結の重要性を訴える。

公園からの帰途、コロンブス像の前で代表のメンバーと記念撮影するとともに、広布の新世界開拓の誓いを固くす

る。

 

「錦秋」の章

 舞台はシアトル、シカゴ、そして、紅葉のカナダ・トロントへ。

シアトルのホテルに、大型のテープレコーダーを抱えた婦人が息を切らせて訪ねてくる。自分の地域のメンバーに

伸一の指導を聞かせたいという熱意からの行動だった。伸一は体調を崩しながらも、出会った一人一人に励ましを

送る。

シカゴの空港では、学会歌「威風堂々の歌」の合唱の出迎えを受ける。伸一は同行の幹部たちにアメリカ総支部の

構想、インド、ヨーロッパ訪問の計画を語る。

リンカーン・パークで遊びの輪に入れてもらえない”黒人”の少年を目にした伸一は、人種差別の現実に心を痛め、

万人の尊厳と平等を説く仏法流布の意義をかみ締める。一方、座談会には、さまざまな人種の人たちが和気あいあ

いと集い合っていた。

続いて、カナダのトロントへ。在住する会員はいないと一行は聞いていたが、空港に到着すると、一人の婦人が待

っていた。彼女は、日本で入会していた母から、迎えに行くように言われていた。誠実で思いやりにあふれる伸一

の振る舞いに接し、後に彼女は信心を始める。

 

「慈光」の章

 次の訪問地は、アメリカ最大の都市ニューヨーク。一行は国連本部を訪れる。伸一は、独立間もないアフリカ諸

国の代表の生き生きとした姿に触れ、「二十一世紀は、必ずアフリカの世紀になるよ。その若木の成長を、世界は

あらゆる面から支援していくべきだ」と訴える。

彼は、ニューヨークでも、苦悩に沈むともに、「一番不幸に泣いた人こそ、最も幸福になる権利があります」と烈

々たる気迫で指導。また、首都ワシントンでの座談会では、メンバーの質問に答えながら、仏法のヒューマニズム

の精神に言及する。

さらに、ニューヨーク・タイムズ社の見学に行く秋月英介に、聖教新聞を「世界一流の新聞に」と語り、恩師・戸

田城聖の「日本中、世界中の人に読ませたい」との言葉を伝える。そして、聖教は”人間の機関紙”であり、「『世

界の良心』『世界の良識』と言われるような新聞にしなくてはならない」との思いを述べ、未来への展望を披歴す

る。

一方で、伸一の体調は悪化していく。ブラジル行きの中止を懇請する副理事長の十条潔に、戸田の弟子として断じ

ていくとの覚悟を語る。

 

「開拓者」の章

 ニューヨークからサンパウロへの移動の折、伸一は機内で十条に対し、ブラジルに支部を結成する構想を述べる。

最悪な体調にもかかわらず、激しく揺れる機内でブラジル広布に思いを巡らしていた、伸一の世界広布への強き一

念に、十条は驚く。

サンパウロの空港に到着したのは、午前1時半過ぎであった。出迎えに来ていた友の半数以上が、日本から移住し、

農業に従事していた男性だった。伸一はメンバーの真心に感謝し、ブラジル広布の夜明けを開くことを誓う。

次の日、現地の視察に出かけ、夕刻には勤行会を開催。その後も、ホテルで深夜まで支部結成の打ち合わせを行い、

寝る時間も惜しんで日本の同志に激励の手紙を書く。

座談会では、日系移住者の過酷な生活状況が語られる。伸一は、広布誓願の祈り、「努力」と「工夫」の大切さを

強調。支部結成が発表されると、友の歓喜と決意は最高潮を迎える。

その後、一行はロサンゼルスに入り、ここでも支部を結成。彼は、24日間の平和旅で、3か国9都市をめぐり、

2支部17地区を結成。10月25日夜、帰国する。

 

 

 

 

 

 

 

 


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