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〈世界写真紀行〉第32回 中米パナマの街並み

2018330

 

   パナマ運河に架かる「アメリカ橋」。

   2004年にセンテナリオ橋が造られるまで、

     南北アメリカ大陸をつなぐ唯一の橋だった

 

ブォーッ。

遠くで聞こえる汽笛の音。沖を眺めると、たくさんのコンテナを

積んだ貨物船や大型客船が浮かんでいる。

街を見下ろす丘の上には、大きな国旗がなびいていた。

ここは、南北アメリカ大陸が砂時計のようにくびれた地峡に位置する中米パナマ。大西洋と太平洋を結ぶ「パナマ

運河」が有名で、年間1万4000隻以上の船が通航する海洋貿易の要衝である。

池田先生はこれまで同国を3度訪問。そのうち2回(74年と81年)、パナマ運河を視察している。初めて運河

のほとりに立った先生は、こう述懐した。「幼い頃によく地球儀を回しては、”いつかここに行ってみたい”と憧れ

を抱いていたんだ」

運河を通る船は、海抜26メートルの高さにあるガツン湖を渡り地峡を横断する。そのため、太平洋側と大西洋側

にそれぞれ「閘門」と呼ばれる”水のエレベーター”があり、そこで船を昇降させている。

先生は太平洋側のミラフローレス閘門の展望台から、タンカーが通航する光景を見つめていた。

船がコンクリートの壁に囲まれた巨大な”部屋”に入っていく。船体と両側の壁との距離は、わずか数メートル。

船は、壁の上を走る小型のけん引機関車によって左右から均等にロープで引っ張られ、壁にぶつからないように慎

重に運ばれていく。

船が”部屋”に納まると、後方の水門がゆっくりと閉まる。水底のたくさんの穴から水が送り込まれ、数分のうちに

水面が約8メートル上昇。やがて進行方向と同じ水位になると、前方の水門が開き、船は次の”部屋”に進む。

船はこうした上昇を3回繰り返して、湖と同じ高さにまで押し上げられていく。

その様子を見守った先生は「すごい仕掛けだな」と一言。同行するメンバーに「人材育成もこれだな。手間暇かけ

ないと本物は育たない。学会の人材もこういうふうに育てていこう」と語り掛けた。

パナマ運河は1914年の完成以来、長年、アメリカの管轄下にあった。77年に両国間で新条約が締結され、99

年12月31日にパナマに返還されている。

池田先生は、運河返還への機運が高まる87年に3度目の訪問を。その折、長編詩「パナマの国の花」を贈った。

 

 君が ”希望の運河”は

 君が胸中にあり

 君が ”幸の水路”は

 君が己心にあり

 その水脈を 深く

    そしてまた深く

 聞きゆくのが

    我らの修行だ

 ああ 君たちよ

 常に大洋の心を

    胸にたたえる

 寛容の人として

 友をつつみ

 友情の大輪を広げゆこう

 

壮年部の友が当時の感動を振り返る。「多くの人々が、運河返還による経済発展への期待を抱いていた時でした。

その中で先生は”希望の運河は君たちの胸中にこそあるんだ”と教えてくださったのです」

幸・不幸は環境ではなく、自分自身が決めるもの――同国SGIのメンバーは、二つの大洋が交わる「世界の十字

路」で、きょうも希望の哲理を広げている。

 

 

 

 

 

 


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