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☆鳩摩羅什(くまらじゅう)の人生

 

法華経を翻訳した訳僧・鳩摩羅什(くまらじゅう)。 彼が訳した経典は35部、294巻に及ぶ。 翻訳において、

羅什は「正法蓮華経」を「妙法蓮華経」と訳した。 「正」を「妙」と訳した羅什の法華経は、天台(538から

597年)、伝教(767から822年)、日蓮大聖人(1222から1282年)に渡り、現代に受け継がれた。

今、羅什より1600年を経て、192ヵ国地域で妙法蓮華経は唱えられている。 以下に、鳩摩羅什の生涯を年表に

して申し述べる。

350年 羅什、亀茲国(きじこく)、現・クチャに生れる。父はインド出身の貴族である鳩摩羅炎(くまらえん)。

354年 母・耆婆(ぎば)とともに7歳にして出家。

351年 羅什、母とともにガンダーラに留学し大乗仏教(だいじょうぶっきょう)を学ぶ。

363年 亀茲国(きじこく)に帰国。以後、羅什の天才は西域にとどろく。

384年 羅什、亀茲国を攻略した呂光(りょこう)の捕虜となる。以後18年間で涼州での生活を余儀なくされる。

401年 羅什、長安(ちょうあん)に入る。(51歳)

402年 禅経、阿弥陀経、新賢劫経(しんけんごうきょう)などを翻訳。大智度論の訳を始める。

403年 新大品経(しんだいぼんきょう)を翻訳。

404年 百論、十誦律(じゅうじゅりつ)を翻訳。

405年 仏蔵経、大智度論、菩薩蔵経などを翻訳。十誦律を再訳。

406年 維摩経(ゆいまきょう)、妙法蓮華経、華子経を翻訳。

407年 自在王経(じざいおうぶつきょう)を翻訳。

408年 新小品経(しんしょうぼんきょう)を翻訳。

409年 中論、十二門論(じゅうにもんろん)を翻訳。8月20日、羅什没す。(享年60歳)

 

羅什は二十歳のころ、諸国の王がひれ伏して教えを懇願したという逸材だった。 呂光(りょこう)による18年間

の幽閉生活を経て、新しい国王に迎えられて長安に入ったのは51歳のときである。 以来、60歳で没するまでの8

年間が羅什の本懐の時期である。

長安に入ってからの翻訳作業は、羅什一人で行なわれたものではない。中国中の優秀な人材を集め、その数は500

人とも言われるような学僧たちと意見を交換し、切磋琢磨し合って、膨大な経典の漢訳を成し遂げた。

羅什はインド人でもなく漢人でもなかった。 混血の人であり、長安においてはまったくの異国の人であった。

人類のための大業が、国籍や民族性を超えて行われたことの意義は大きい。


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